4月に入りましたが、本日は実質の新年度相場入りとなりましたが良い流れとなっていますね。
先週の米国市場は「今週の相場予想&注意点」にも記載しましたが、改めて記載しますが、2月の米PCE(個人消費支出)物価指数は市場予想を下回る内容、3月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値も予想以上に速報値から下方修正となりましたのでFRBの利上げペースが緩むとの見方から米長期金利が大幅低下となり高PERの成長株が買われました。
銀行、金融株もバイデン大統領、イエレン財務長官を始めFRBメンバーの銀行への資金供給策などの対応が奏功し落ち着きを取り戻していますね。
一喜一憂な相場ではありますが、今の株高の流れは、銀行不安後退は勿論ですが、インフレ関連指標の鈍化を受けてFRBによる早期の利上げ停止観測が改めて浮上しています。これを織り込んで…とまでは言いませんが強気で全体が買われている要因は「FRBが利上げを続ければまた破綻する銀行が出てくる!じゃあしばらくは利上げしないでしょ!むしろ利上げ停止でしょ」という感じになっています。
実際にFRBがインフレ退治を優先しすぎた結果が今回の「金融ショック」を引き起こした原因は間違いないです。
ただインフレに対してFRBは非常に厳しい目で見ているのも事実ですので、今後も「FRBによるタカ派発言」はあるでしょうが、今はトレンド的には買いで攻めるところと思っています。週末に雇用統計がありますが現時点では米国市場が大きく崩れるというイメージはありません。
日本株は新年度相場でしっかりの上昇!28000円で値固めできれば…強い上昇トレンド突入も!
今週は高値28700円位まで上昇はあると思っています。
というのも世界の株式市場は米国発進の金融市場のパニックというもらい事故を受けたわけですが、あの急落でも売り物を吸収しつつ、粘り強い動きを見せていました。勿論先週は3月配当もありましたので下支え要素は満載でしたが、配当後も値を崩さずむしろ上にいくという動きとなっており、日本株の底堅さを改めて確認できたと言えます。
日経平均株価は2023年3月9日につけた28734.79円を抜けますと年初来高値となりますが、今のところ大体この辺りから売りを入れていくと利益確定売りもでやすく、強い売り物が入ってきます。
個人的には買い目線ではありますが、冷静に一歩引いてチャートを見るというのが大事ですし、投資は熱くなったら間違いなく負けます。「みんなが買いだしたら全部は売らず、半分だけ利益を出して残りで乗っていく」というのが宜しいかと思います。
後は日経平均株価が急落したとしても半分利益があれば冷静に対処できますし、そして落ちたところでまた買えばよいですからね。過去に信用フルパンで挑んで勝ち続けたという知り合いは殆どいません。
上昇相場でも枚数管理は徹底するべき!空売り比率は43.4%と低下!
むしろバイオ株で3倍以上の上昇となったのに…ガチホし続けてやられるというパターンが多くあります。個人的には購入した銘柄で半分利益確定できた銘柄は相当な急落じゃないと基本的に入り直しはしません。折角勝った株で結果負けるというのが精神的にも良くないですからね~。
何が言いたいのかと言えば、今、株価は全体的に上昇傾向ですが短期的に急騰しますとその反動も強いです。
良く記載していますが空売り比率が43.4%と低下しています。空売りが入り、空売りの買戻しがあってこそ上昇トレンドになっていくものです。毎回空売り比率は40%以下になりますと急落するパターンがありますので、今の位置と日経平均のチャートを見る限り、少し危ういところがありますので全力買いなどせずに枚数管理しながら買いで投資していくというのが良いかと思います。
注目テーマを狙う!政府が「2040年の水素供給量の目標を、現在の約6倍「年1200万トン程度」に設定の報道!
政府の国策テーマというのは人気化しやすいわけですが、少子化対策に対して週末ブログにも記載しましたが、本日は読売新聞で「2040年の水素供給量の目標を、現在の約6倍となる『年1200万トン程度』に設定」と報じたことから水素関連が急騰していますね。
那須電機鉄工(5922)、加地テック(6391)、山王(3441)、三菱化工機(6331)、新日本理化(4406)と思惑含んで強い動きとなっていました。
水素関連はどれも出遅れた位置にありましたので、一気に目が覚めたという動きではありますが、2040年の~という内容ですからね。正直短期的な感じはします。この中では那須鉄が割安で割安ですので結構面白いと思うのですが…分割でもしてくれればかなりアツイそうなんですね。
少子化対策は朝方強かったですが、その後は売り買い拮抗となりました。ただ日本政府としては出生率の上昇は一番の国策テーマですし、叩き台ができていますので、今後もテーマとしては注目ですね。
今日もゼネテック(4492)がSTOP高となりましたが、これは凄いの一言の動き、さすがにここから追うのは…という感じですがホルダーの方はおめでとうございます。
それでは億トレ注目のテーマ株を記載致します。
「億トレ」サラリーマンの注目銘柄 フィット(1436)
フィットは東証グロース上場、規格住宅や規格戸建て賃貸の建築請負(ランドセット販売)が祖業。画一的規格の低価格住宅に特化、主力太陽光発電所などエナジー事業を展開、再生可能エネルギーを主力展開する企業です。
同社のテーマですが、「フランチャイズチェーン」 「住宅関連」 「メガソーラー」 「省エネ住宅」 「建設」 「太陽光発電関連」 「バイオマス発電」 「スマートハウス」 「賃貸住宅・アパート経営」 「不動産情報サイト」 「サブリース」 「再生可能エネルギー」に該当します。
同社の保有ブランドですが「フィットファンディング」 「FIT FUNDING」「脱炭素デキルくん」などがあります。
4/15~16にG7札幌気候・エネルギー・環境大臣会合が開催!脱炭素関連に投資家の資金が集中の可能性も!
気候変動問題に関する国際的な枠組みである「パリ協定」の締結を契機に脱炭素化に向けた取組みが世界的な潮流となっており、日本を含む150ヶ国以上の国がカーボンニュートラルを表明しておりますが、2030年度の再生可能エネルギーの電源構成の占める割合は、従来の第5次エネルギー基本計画の22~24%から36~38%へと1.5倍以上に引き上げられ再生可能エネルギー導入に対する政府の支援姿勢は継続していますので、今回4月15~16日のG7札幌気候・エネルギー・環境大臣会合がありますので注目されやすいテーマと言えます。
クリーンエネルギー商品、情報・サービスのマーケットプレイス「脱炭素デキルくん」の開発・運営!
同社は、クリーンエネルギー商品、情報・サービスのマーケットプレイス「脱炭素デキルくん」の開発・運営をしており個人や投資家の皆様と、遊休地や空家の所有者、不動産会社、再生エネルギー関連企業、太陽光発電における施工店をつなぐサービスを展開しています。
同サービスですが、遊休地や空家の所有者は、「脱炭素デキルくん」を介して投資家に販売することができ、当社の規格化されたパッケージ商品を「脱炭素デキルくん」に登録している施工店が開発することで、サプライチェーンを合理化し、低価格で高品質な商品サービスを提供することが可能という製品となりますのでテーマとしてドンピシャではあります。
みずほFHは企業の脱炭素に向け金融面から支援!実行目標100兆円と発表!
今後も再生可能エネルギー市場はより一層拡大していく見通しからみずほファイナンシャルグループは、2019年度から30年度にかけて25兆円実行するとしてきた従来の目標を4倍の100兆円に引き上げ、脱炭素社会への移行に向けた資金需要の高まりに対応すると発表しました。
気候変動への取り組み強化の内容を新たにまとめた。同社によれば、サステナブルファイナンスの累計実行額は22年度末で20兆円弱に達する見込みとしています。企業の資金需要は気候変動分野を中心に高まっており、目標の引き上げが必要と判断したとの事ですが、100兆円の内訳をみると、環境・気候変動関連の目標を12兆円から50兆円に引き上げています。
気候変動対応の重要性を踏まえ、対象となる投融資の範囲も広げる。脱炭素移行に必要な資金や新技術の実用化に向けたリスクマネーの供給に力を入れるとしていますが、こういった面を考えても再生可能エネルギー、脱炭素関連に資金が入ってくる見込みは高いと言えますね。
同社のチャートを見ましてもかなり底打ちの位置にありますので、テーマとして人気化となれば時価総額30億円の小型ですので物色買いで急騰というパターンもありえますので、注目銘柄として記載致します。
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