先週末の米国市場は、発表された2023年12月のPCE(個人消費支出)物価指数は、前年同月比2.6%上昇となり、約3年ぶりの低水準となりました。前日発表の23年10~12月期の米実質GDP(国内総生産)が強い数字だったことと合わせ、インフレを抑えつつ景気後退を回避する「ソフトランディング(軟着陸)」実現への期待が高まり景気敏感株が買われる展開となりました。ですがPCE物価指数で消費の強さが示されたことを受け、米債券市場では長期金利が上昇となりハイテク株が下落、決算が失望されたインテルが売られたこともあり半導体株を中心に売られました。
NYダウは終値38,109.43ドル、前日比+60.33ドルと続伸、連日で過去最高値を更新、ナスダック総合指数は終値15,455.36ポイント、前日比-55.14ポイントとなりました。
筆者は米国株をこう見る。
米国の指標が好調ですが、週の前半からマイクロソフトなどハイテク大手の決算発表が相次ぐ決算シーズンもありイベント尽くし、FOMCなどもありますので油断はできないという状況がありますので、ハイテク株はブレが激しい動きとなる可能性があります。
絶好調な時こそ油断はせず!でいきましょう。
日経平均株価は米国市場の上昇を背景にしっかりの展開!半導体株は総じてマイナス!
本日の日経平均株価は、NYダウは連日で過去最高値を更新となった流れから大型株を中心に買いが入る展開、半導体株は売られましたが、今までが好調すぎでしたからね。半導体株以外は総じて堅調な動きとなり心理的節目の36,000円を回復となりました。
日経平均株価は終値36,026.94円、先週末比+275.87円、TOPIXは終値2,529.48ポイント、前日比+31.83ポイントとなりました。東証スタンダード市場は値上がり1076銘柄、値下がり419銘柄、東証グロース市場は値上がり242銘柄、値下がり280銘柄となりました。
日本株に対して筆者はこう見る。
変わらずグロース市場が伸び切らず…値下がりが優勢というのもですが、ただグロース250のチャートは抜けそうな位置にあります。
グロース250のチャートもレンジ内で推移となっていますので725ポイントを明確に超えれば…勢いがつきますので、ここは注目ポイントとみています。
本日下落した半導体株ですが、半導体の人気株レーザーテック(6920)のチャートを見ましても揉み合いから下放れしそうなチャートとなっています。
大型の半導体は大体こういったチャートとなっているわけですが、1月31日にも決算がありますし、半導体だからと言って必ず決算が言い訳ではありません。インテルの様に失望売りがでる可能性がありますので、やはり注意ですね。
億トレ注目銘柄 東京製網(5445)
個人的に注目している銘柄では建築用棒鋼を主力とする電炉メーカーで、ネジ節棒鋼の「ネジテツコン」は高い商品シェアを誇る東京鐵鋼(5445)がPBR0.83倍、配当利回り4%超え、1月31日に決算を控えていますが、前回の決算は24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比3.6倍の48.7億円に急拡大、通期の同利益を従来予想の65億円→85億円(前期は49.4億円)に30.8%上方修正、増益率が31.5%増→71.9%増に拡大する見通しとしています。
直近業績は絶好調で製品値上げ効果を映し24年3月期営業利益は前期比95%増の85億円としておりましたので、今回も上方修正の期待も高いとみています。時価総額も500億円以下ですので人気化すれば1000円超えなんてことも今の相場なら考えられそうです。
※投資は自己判断でお願い致します。
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